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3TO(VHO)ワンポイントアドバイス

ペルスター先生
Guten Tag!フスフレーゲコース主任講師アクセル・ペルスターです。
私は普段、母国ドイツにてポドローゲとしてフットケアサロンを経営しております。
ドイツでも巻き爪に悩んでいらっしゃる方は多く、3TO(VHO)を使用してこれまで
10,000回以上施術してきました。 現在、日本でも多くの医療機関で導入され、
浸透してきていると実感しております。
そこで、今回は皆さんから多かったご質問にお答えし、少しでも皆様のお力になれれば幸いです。

Q1. 全体の湾曲を変えずにフックを形成するコツがありますでしょうか?

フックを形成する際、固定プライヤーと形成ニッパーでワイヤーにテンションを加えながら肩を出すように手首を返します。 場合によってはワイヤーのアーム先端部が湾曲する場合もございます。そのためフックを形成してからアーム部を湾曲させる手順もございます。

Q2. フックの湾曲をもとに戻してから再度曲げる必要がある場合があり、この作業がなかなか困難です。

ワイヤーが長い場合はフックごと切り離して新たに形成する方法もございます。 再度フックを形成する手間がかかりますが、元に戻す必要はなくなります。

Q3. 5mm以下や10mm以上だと矯正能力はかなり下がってしまうのでしょうか?

ループで巻き上げる際に両サイドのワイヤーが接合してしまうとそれ以上矯正力がなくなります。 巻き上げたワイヤーの幅が数ミリでも残っていれば矯正力が維持されますので5mm以下でも問題ないと存じます。 また、10mm以上でもワイヤーが巻き上げにくくなったりカバーするジェルが多くなったりしますが、矯正力については問題ございません。

Q4. ペディジェルの部分が爪からはがれてしまい、3TOが爪に対して可動的になってしまいました。
患者さんにこのようなことがあった場合はどのように対処すべきなのでしょうか?

ペディジェルが剥がれてしまう原因はジェルを付ける前の脱脂が十分になされていない事が挙げられます。
また、3TO(VHO)が可動性になってしまう理由として先ずループ(締め具)がもともと緩かったこと、次に爪が矯正されて3TO(VHO)のワイヤー部が緩くなったことが考えられます。 何れにしても締め直すことで可動性はなくなります。 ループを切らずにジェルだけを取り外し、余分なところとして切ったループの2巻ぐらい残っているところがワイヤー固定ニッパーで挟まれば、挟みながらニッパーを回転させ締めること ができます。 挟めなければループを取り外して新しく付け替えていただくことになります。

Q5. 外来で始めて3TOを装着した場合、次回は何ヶ月後に観察するのが適当なのでしょうか?

装着位置により数ヶ月間程持たせる場合もございますが、経過観察の意味で装着後1ヶ月後に受診を促すケースが多いです。 傷や炎症のある場合は1~2週間後に診られる事もあります。


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